7年前の希望に満ち溢れた海里も良い!
ちなみに、第4話で玉森は、7年前の海里を演じている。現代では、長めの金髪で気だるめな雰囲気を纏っているが、7年前は『梨泰院クラス』のパク・セロイ並みに短い黒髪だったようだ。表情ひとつ取ってみても、希望に満ち溢れている感じで、今とは大違い。
それだけ、あの事故が海里の心に暗い影を落としたのだというのが伝わってきた。最終回では、海里のあの笑顔を、また観ることができるのだろうか。ほこ美に殴られたあと、あんな笑顔を見せる海里がいてくれたらうれしい。
また、第4話のラストでは、海里が大地の墓に供えた花を、踏み潰していた人物が…。ちょっぴり怪しい雰囲気を纏っている悟(倉悠貴)かな…? と思ったが、なんと犯人は海里の恩師・羽根木だった。彼は、なぜそんなことをしたのだろうか。
それだけでなく、ほこ美の友人・撫(玉井詩織)が、奏斗(小関裕太)に想いを寄せていることが明らかに。そして、奏斗に好かれているほこ美への嫉妬心からか、「全然可愛くないし、女子力低いし、真面目でつまんない女。ほこ美が幸せになるのは、許せない」と陰口を叩くシーンまで。それぞれの“裏の顔”が怖すぎる。撫は、ほこ美の恋を邪魔するために、海里との関係に介入してくる可能性もありそうだ。
まさに、恋の矢印が入り乱れまくっている『あのクズ』。今後の展開も楽しみだ。
(文・菜本かな)
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