もはやチート…圧倒的ラスボス感の”鳳凰”の正体に大興奮した理由とは? ドラマ『潜入兄妹』第5話考察レビュー
text by 浜瀬将樹
竜星涼と八木莉可子がW主演を務める日本テレビの土ドラ10『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』(日本テレビ系)が放送中。今回は、キャスティングした人に感謝を伝えたいほど、バッチリとハマっていた“ラスボス”が姿を現した第5話のレビューをお届けする。(文・浜瀬将樹)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:浜瀬将樹】
1984年生まれ。フリーランスの編集・ライター。映画、ドラマ、バラエティー番組の会見取材、俳優さんや芸人さんなどのインタビュー、ドラマや俳優さんのコラム、お笑いのライブレポートなど、エンタメ系を中心に執筆している。
深まる謎…鳳凰の過去に何が?
とうとうこの日がやって来た。第5話は、詐欺集団「幻獣」のリーダー・鳳凰のキャストが明らかになる回だ。
鳳凰は、玄武(吹越満)、朱雀(白石聖)、白虎(黒谷友香)、青龍(桐山漣)という個性強めのキャラクターたちを束ねる若きカリスマ。ネットでも、どんな俳優が演じるのか、大きな話題を集めていた。
彼が姿を現したのは、渡良瀬貴一(竜星)と優貴(八木)兄妹が、青龍からのミッションをクリアし、安堵していたラスト間近のシーン。「彼を知りて己を知れば百戦して殆からず…」と兵法の一節を読み上げた鳳凰は、ライターに火をつけ「ようやく会えるんですね2人に。楽しみにしています。円山(渡良瀬)兄妹」とニヤリと笑みをこぼした。
本編では、鳳凰が青龍の兄だということも明らかに。血の気の多い青龍に対して鳳凰は冷静沈着で頭脳明晰。対をなす兄弟としてもキャラが立っているし、彼らがどんなかたちで貴一たちと対峙し、どんな手を使って渡良瀬兄妹を苦しめていくのか。恐怖でしかない。
そんな中、気になるのが、鳳凰・青龍兄弟の幼き頃だと思われる回想シーンがあったこと。2人が悪に手を染めたのもその過去があったからか? 殺された父親・渡良瀬貴司(半田周平)の件もあって貴一たちとは因縁があるが、また違うアプローチもありそう? まだまだ謎も多く、視聴者の間で考察合戦が繰り広げられている。