この世界にはたくさんの神が人間とともに暮らしている?
ここまでの物語の答え合わせが少しできた第5話。
実は千里眼の能力を持っていたのは美智ではなく、美智の娘の未琴(諸林めい)だった。そして、興玉(藤原竜也)は未琴は市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)という神だと話す。
そう、この物語で中心となるのはやはり「神」だった。
未琴の能力を目の当たりにした雨野(広瀬アリス)。これまでの不思議なできごとについても半信半疑だった雨野だったが、自分自身、常識では説明できない出来事に直面してきた。ずっと「オカルト」は否定してきたけれど、それも難しくなってきた。
そして、とうとう、興玉らが力を使っている場面を目の当たりにしてしまう。
神について見聞きしたものを自分たちの力によって消したのだ。不可思議な力を使うのは興玉だけではない。芹田(迫田孝也)も同じくだった。そして、豊玉もヒルコではなく、興玉たちの仲間だった。
興玉曰く、「この世界にはたくさんの神が人間とともに暮らしている」のだそう。笑ったり泣いたり怒ったり。時に失恋することだってある。
しかし、神は神。千里眼のように、 人知を超えた能力を持つ神もいる。そんな神が起こした不可思議な事件を丸く収めるのが全決の役目だと言うのだ。
全決が活躍していない、ということは、ハメを外してしまう神がいなかった、ということだろう。が、それがヒルコの登場によって状況が変わった…。