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杉浦はもしかして癒し枠?

『モンスター』第5話 ©カンテレ
『モンスター』第5話 ©カンテレ

 亮子の力になるために、杉浦が腹痛の演技をした…というわけではなく、アニサキス(寄生虫の一種)が原因の”ガチ”な腹痛。何ひとつ偽ることもなく、そのまま岡本プレミアクリニックに入院することになった。

 このドラマが始まった当初、どこかで杉浦が大活躍する話が来るのでは? 後に覚醒してめちゃくちゃ活躍する弁護士となるのでは? と思っていたのだが、もしかすると杉浦は癒し枠なのかもしれない。

 裁判でのシーンはもちろん、亮子が主体となるシーンはどちらかというとピリッとした緊張感が漂っているが、杉浦の存在でそれをふわりと緩めているようにも思える。

 今回も久嗣から話を聞くときに、ボイスレコーダーを仕掛けようとして失敗していたし…。(結果、久嗣から録音許可をとった上で話を聞くことに)そして東大卒なのに、英語は話せないし…。

 とはいえ、今回の杉浦の行動が活きてくるのは次回以降かもしれない。というのも、第5話は1話完結とはいかなかった。

 入院中、杉浦の世話を担当していた梶田素子(島田桃依)という看護師にすっかり骨抜きにされていた。好意を寄せている、というより、癒されていた、というのが近い。

 マサルは亡くなる直前に、元々用意していた遺言書をわざわざ書き換えていた。最初の遺言書では、遺産の大半が娘のエマに相続するはずが、岡本プレミアクリニックに大半が寄付され、さらには梶田個人に多額の遺産を残すという内容に変更されたのだ。

 エマの案件は、このあたりが争点になってきそうだ。

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