恒松祐里の芝居に戦慄…!
真琴は、4歳の息子と暮らすシングルマザー。子育てをしながら雑貨屋を経営する、バイタリティに溢れた女性だ。美羽とは家族ぐるみの付き合いで、その明快かつエネルギッシュな性格に、美羽も宏樹も助けられていた。
真琴は美羽たち家族を見守りながら、たまにドラマに明るい空気をもたらしてくれる存在なのだろう、と。そんな風に思っていたのだが、ここまでガッツリ参戦してくるとは。
まるで落城させるかのように、じわじわと美羽を追い詰めていく真琴を演じる恒松祐里の演技には、思わず戦慄してしまった。
早々に不倫に確信を持った真琴は、美羽を探るような行動が目立つようになる。一方美羽は、冬月と白昼堂々と抱き合っておきながら、真琴に見られているとは露知らず。ましてや不倫がバレているなんて、微塵も頭の中にない。
「仕事をしてみたい」と呟く美羽に、自分の店で働くことを提案する真琴。そこで再び美羽と冬月を鉢合わせ、さらに冬月に栞を無理やり抱かせる暴挙に出る。試すような行動からは、美羽が不倫の事実を親友の自分に話してくれなかった歯がゆさと腹立たしさが滲んでいるようにも見えた。