坂東希の役者魂がすごい!
足立画伯の妻を殺害したのは、“謎の女性”(坂東希)だった。そもそも、謎の女性が殺そうとしていたのは、妻ではなく、足立画伯だったようだ。一方的に足立画伯に好意を寄せていた彼女は、拒絶されたことで逆恨みをして、殺害に及んだ。
その際に、妻と鉢合わせてしまったため、仕方なく殺すことにしたらしい。そして、“幽霊屋敷”には隠し部屋があり、左右馬たちがその部屋を開けると、ミイラ化した足立画伯がいた。
あまりの恐ろしさに、「ううう…」となった人もいるのではないだろうか。
しかし、それよりも怖かったのが、坂東希が演じる謎の女性が放つオーラだ。足立画伯はミイラ化しており、恐ろしい姿になっている。
それなのに、謎の女性は「先生は生きてる。だって、死んだら骨になるでしょう?」と。極限までまばたきを抑えているからか、サイコパスみも感じさせており、たしかに「生きてる人間の方が、よっぽど怖い」と思った。
筆者の学生時代は、E-girlsが大流行しており、そのなかでも「Seventeen」(集英社)の専属モデルをやっていた坂東希に憧れている人が多かった。
いつもニコニコしていて、ほんわかした癒しキャラ…という印象が強かったのだが、こんなにも恐ろしい表情を見せることができるのか…。坂東の役者魂を再確認させられた。