玉森裕太の視線に愛を感じる…思わず「手慣れてる」と思った胸キュン場面とは? 『あのクズを殴ってやりたいんだ』第7話考察
text by 菜本かな
奈緒主演、玉森裕太共演の『あのクズを殴ってやりたいんだ』(TBS系)が現在放送中だ。本作は、人生どん底のタイミングで金髪の謎の男に出会ったことで一念発起する、ガチンコボクシングラブコメディ。今回は、第7話のレビューをお届けする。(文・菜本かな)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:菜本かな】
メディア学科卒のライター。19歳の頃から109ブランドにてアパレル店員を経験。大学時代は学生記者としての活動を行っていた。エンタメとファッションが大好き。
ほこ美を見つめる海里(玉森裕太)の輝く瞳
寝顔を愛おしそうに見つめるって、愛だと思う。『あのクズを殴ってやりたいんだ』(TBS系)第7話。海里(玉森裕太)が、寝ているほこ美(奈緒)を見つめるときの表情があまりにも優しすぎて、「海里って、こんな顔することあるんだ…」と驚きが止まらなかった。
7年前に事故が起きる前まで、海里はボクシングのことを語るとき、瞳をキラキラと輝かせていた。そのときと同じくらい(いや、それ以上かもしれない)、ほこ美を見つめる瞳はキラキラとしていて、海里にとってほこ美はボクシングと同じくらいに愛すべき存在になっているのかもしれないな…と思った。
また、これまではほこ美が海里を支えてあげたり、守ってあげたり、立ち上がらせてあげるために頑張ったり…という描写が多かったが、第7話からは“お互い様”になってきた気がする。
たとえば、「努力に裏切られてきた人生だったから…」とほこ美がマイナスな方向にいってしまいそうになったら、海里が「ボクシングは努力を裏切らないよ」と励ましてあげたり。
ただ、「もしかして、いま励ましてくれました?」とツッコまれると、「ふっ、別に」と強がってしまうのは、相変わらずの海里らしい。ほこ美はきっと、そんな海里のまっすぐじゃない優しさに気づいているのだろうけど。