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闇組織の”ボス”の正体はまさかの…安達祐実”祐子”の驚くべき才能とは? ドラマ『3000万』第7話考察レビュー

text by 苫とり子

NHKが新しい制作手法を取り入れ誕生した土曜ドラマ『3000万』。本作は、NHKが新たに立ち上げた脚本開発に特化したチーム“WDRプロジェクト”によって制作され、主演は安達祐実、共演を青木崇高が務める。今回は、第7話の物語を振り返るレビューをお届け。(文・苫とり子)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:苫とり子】

1995年、岡山県生まれ。東京在住。演劇経験を活かし、エンタメライターとしてReal Sound、WEBザテレビジョン、シネマズプラス等にコラムやインタビュー記事を寄稿している。

まさかの共闘作戦へ――。

『3000万』第7話 ©NHK
『3000万』第7話 ©NHK

「警察に情報を漏らしたら子供をさらう」という脅迫状が届き、嘘をつき続けるしかなくなった祐子(安達祐実)。しかし、義光(青木崇高)が3000万を盗んだことを奥島(野添義弘)に打ち明けてしまった。

 毎回、先の読めない展開で私たちを楽しませてくれるドラマ『3000万』。そのなかでも特に最終回を目前にした第7話の展開は、誰も予想できなかったのではないだろうか。

 警察の事情聴取を受けることになった義光だが、自分だけの罪にするため、ソラ(森田想)を自宅で匿っていたことや祐子の闇バイトの件については何も話さなかった。盗んだ3000万も今や手元にないため、すぐ釈放されることに。だが、まだ何か隠していることは野崎(愛希れいか)も勘づいており、これで終わりではないだろう。

 一方、純一(味元耀大)と怯えて暮らす祐子のもとには追い出したはずのソラが訪ねてくる。佐々木家を出た後、坂本(木原勝利)や長田(萩原護)と接触していたソラから提案されたのは、みんなで協力して闇組織の“ボス”を倒そうという意外なものだった。

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