幽霊にウキウキする右京が可愛い…ドラマ『相棒 season23』オカルト回で発揮される右京の隠れた魅力とは? レビュー
text by Naoki
毎週水曜夜9時より放送中のドラマ『相棒 season23』(テレビ朝日系)。国民的人気を誇るご長寿刑事ドラマの“黄金コンビ” が帰ってきた! 杉下右京(水谷豊)×亀山薫(寺脇康文)が、共に事件を追う。さっそく、第5話の内容を振り返っていこう。(文・Naoki)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:Naoki】
1995年生まれのエンタメ企業勤務。ドラマ、漫画、ゲームなどサブカルをこよなく愛するオタクライター。自身でも作品ファンを集めたオフ会を開いたり積極的にファンコミュニティを拡大させている。記事は知らない人には分かりやすく、知ってる人にはより楽しめるを信条に活動中。
オカルトや社会派何でもありの『相棒』らしい回
亀山薫「ホタルが体を光らせるのは何の為だかご存知ですか?自分の存在をアピールする為なんですよ」
『相棒』S23第5話「幽霊ホテル」は“家族愛”をテーマにしながらもオカルトや社会派など何でもアリな『相棒』らしい作品だった。
脚本家はS3からS7までを描き、S20から『相棒』に復帰した脚本家である岩下悠子だ。
彼女はファンの間で亀山薫の描き方が上手く、今回もその評判に違わず杉下右京以上の“虫博士”っぷり、そして強い優しさを見せてくれた。
そんな今回の物語は幽霊が出ると評判のホテルで清掃員である宮原が殺害され、その犯人を探すというもの。何故か宮原は“スマトラシジミ”という蝶を握った状態で死亡しており、彼の謎めいた死と、“スマトラシジミ”を探す中井雫という昆虫大好き少女の秘密を探っていくという構成だ。