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鈴鹿央士“左右馬”&味方良介“端崎”の友情に胸熱…正反対な2人の親友の定義とは?『嘘解きレトリック』第8話考察レビュー

text by 菜本かな

鈴鹿央士&松本穂香がW主演を務めるドラマ『嘘解きレトリック』(フジテレビ系)が放送中。本作は、借金まみれの貧乏探偵とウソを聞き分ける能力者の異色コンビによる、レトロモダン路地裏探偵活劇。今回は、第8話のレビューをお届けする。(文・菜本かな)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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※以下、『嘘解きレトリック』第8話のネタバレを含みます。ご注意ください。

【著者プロフィール:菜本かな】

メディア学科卒のライター。19歳の頃から109ブランドにてアパレル店員を経験。大学時代は学生記者としての活動を行っていた。エンタメとファッションが大好き。

鹿乃子(松本穂香)の「嘘が聞こえる」能力がなくなった…?

『嘘解きレトリック』第8話 ©フジテレビ
『嘘解きレトリック』第8話 ©フジテレビ

「嘘が聞こえるわたしには、想像することしかできません。信じた言葉が嘘だったとき、どれほど傷つくのか」

『嘘解きレトリック』(フジテレビ系)第8話。鹿乃子(松本穂香)が一瞬、「嘘が聞こえる能力がなくなってしまったかもしれない」と不安になった場面があった。これまで鹿乃子は、嘘が聞こえる能力のせいで、周囲から煙たがられ、嫌な思いをたくさんしてきたはずだ。

 それに、「もしも、嘘が聞こえる能力が手に入るなら欲しいですか?」と聞かれたら、「欲しいです」と答える人の方が少ない気がする。少なくとも、わたしは「いらない」と答えると思う。だって、悪意にまみれた嘘に気づいてしまうのもしんどいし、他人が自分のためについてくれた優しい嘘はそのままにしておきたい。

 しかし、鹿乃子は、嘘が聞こえなくなってしまったかもしれないことを、「怖い」と言っていた。「このなかの、どれかが嘘だったら怖い。嘘が聞こえない人は、何を信じてどうやって判断するの?」と。

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