心から信じられる左右馬の言葉
結局のところ、端崎が電車賃を貸したご婦人は寸借詐欺ではなく、本当に財布をすられて困っていた人だった。端崎は、嘘が分かる能力はない。それでも、相手のことを信じて、お金を貸した。
どれだけ、心がピュアなのだろう…。そして、端崎と一緒にそのご婦人のことを信じようとした鹿乃子も素敵だし、「一緒に信じようとしてくれる人がいたということが、うれしかったはずですよ」と言ったときの左右馬の優しい表情に心を奪われた。
「君という人がいてくれて、僕は幸せ者ですね」
この左右馬の台詞は…鹿乃子への遠回しのプロポーズだろうか。そして、「もし嘘が聞こえなくなったとしても、わたしは助手として先生に見合う人間でありたい」と言っていた鹿乃子には、「もう、なってるはずだよ…」と声をかけたくなる。
もし、鹿乃子から嘘の能力が消える日が来たとしても、きっと左右馬の言葉は心から信じることができるはずだ。左右馬と端崎のように。左右馬と鹿乃子も、素敵な関係になっていってくれたらうれしい。
(文・菜本かな)
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