すれ違う頼人と凛はどのような道を選ぶのか?
さて、終盤で気になるのが、結婚観ですれ違う2024年の頼人と凛がどのような道を選ぶかだ。結局30年後は離婚しているため、結婚がはたして最善の選択肢なのか、凛は自身に問いつづける。
頼人も「結婚っていうカタチが凛ちゃんを無理させるなら結婚しなくてもいい」と気持ちに寄り添おうとしていたが、紬を妊娠したことが発覚し、やっぱり結婚した方がいいんじゃないかとふたたび頭を悩ませる。30年後は離婚が当たり前の時代になっているそうだが、頼人と凛が生きているのは私たちと同じ2024年。
まだまだ柔軟さが足りないこの時代に、人一倍真面目な2人はどのような結末を選び取るのか。
タイムマシーンも時空の泡もない今の私たちは、後戻りもできないし、先の見えない将来に向かって進んでいくしかない。未来の自分からアドバイスはもらえないけれど、頼人たちのように人生のアクセルを思いっきり踏むことはできる。
もし未来の私が今を見たらどんなことを思うのか。まだ見ぬ未来に想いを馳せながら、一度きりの人生をブッかましていこうじゃないか。
(文・明日菜子)
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