ドラマチックな展開に息を呑む…。『相棒 season23』第6話、素晴らしかった2つのポイントとは? 徹底考察レビュー
text by Naoki
毎週水曜夜9時より放送中のドラマ『相棒 season23』(テレビ朝日系)。国民的人気を誇るご長寿刑事ドラマの“黄金コンビ” が帰ってきた! 杉下右京(水谷豊)×亀山薫(寺脇康文)が、共に事件を追う。さっそく、第6話の内容を振り返っていこう。(文・Naoki)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:Naoki】
1995年生まれのエンタメ企業勤務。ドラマ、漫画、ゲームなどサブカルをこよなく愛するオタクライター。自身でも作品ファンを集めたオフ会を開いたり積極的にファンコミュニティを拡大させている。記事は知らない人には分かりやすく、知ってる人にはより楽しめるを信条に活動中。
第6話は”人情”を描いたドラマチックな回だった
泉川慎平「チャンスは…あるんだ!!」
『相棒season23』第6話「薔薇と髭の夜明け」は誰もが誰かを庇う”人情”を描いた作品だった。
脚本家は前回に続き岩下悠子だが、前回”家族愛”がメインかつ右京の幽霊好きで緩く見れる回だったのに対して、今回は殺人事件と脱税事件…更に10年前の強盗事件が絡み合いながらも人間の業が感じられる骨太な回であった。
そんな今回の物語は脱税疑惑のある飲食業界専門コンサル会社社長である幸田がオフィス内で殺害される所から始まる。
また幸田は10年前に仲間と強盗事件を引き起こしており、特命係は司法書士の矢野と教師の泉川のどちらかが双方の事件に関わっていると考え捜査開始する。