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白鳥議員のモデルは、小泉進次郎ともう1人いる!?

『民王R』第6話©テレビ朝日
『民王R』第6話©テレビ朝日

 白鳥はスキャンダルについて釈明するため記者会見を開く。記事に書かれていることは一部事実と異なるものの大筋で間違いない、ただ、一部間違っている部分がある、それは「6股ではなく8股」と打ち明けるのだ。

 白鳥翼の話し方、仕草のモデルは間違いなく、小泉進次郎だろう。ただ、この「素直すぎかよ!」という記者会見は、別に似たケースが。日本民主党を結成した昭和の政治家、三木武吉の騒動だ。

 1952年の衆院選の立会演説会で、三木氏は対立候補から「愛人を4人も囲っている。このような不道徳な輩を国政に出す訳にはいかない」と攻撃を受ける。

 大ピンチだ。「記憶にございません」とスルーするのか…と思いきや、三木氏は 演壇に立ち、堂々とこう言ったのである。

「4人は正確ではない。正確な数は5人であります」

 そして続けて、その5人の女性たちは全員年齢が高くなっているが、捨て去るような不人情はできない、みな養い続ける、と反論。次の期も当選している。
 
 ドラマの白鳥はこんなに堂々とはしていなかったが、ごまかしと嘘で包み隠すよりは、素直に真実を言うほうが、好感度は上がるのかもしれない。もちろん、心からの謝罪とセットではあるのだが…。

 言葉というのは難しい。同じことでも、言い方ひとつで評価は極端に変わる。まさに諸刃の剣だ。

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