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これ以上好きにさせないでくれ…松下洸平&井之脇海が女心を掴んで放さないワケ。ドラマ『9ボーダー』第7話考察&感想レビュー

text by 菜本かな

川口春奈がTBS金ドラ初主演。木南晴夏&畑芽育と3姉妹役を演じるドラマ『9ボーダー』。19歳、29歳、39歳…各年代のラストイヤーで、3姉妹がモヤり、焦りながら、自分の生きる道を模索するヒューマンラブストーリー。今回は第7話のレビューをお届けする。(文・菜本かな)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:菜本かな】

メディア学科卒のライター。19歳の頃から109ブランドにてアパレル店員を経験。大学時代は学生記者としての活動を行っていた。エンタメとファッションが大好き。

コウタロウの記憶が戻りかけている?

『9ボーダー』第7話より ©TBS
『9ボーダー』第7話より ©TBS

 三姉妹の弟・九吾(齋藤潤)が、大庭家で暮らし始めた『9ボーダー』(TBS系)第7話。おおば湯リニューアル計画に断固反対していた父・五郎(高橋克実)も渋々(?)納得してくれて、三姉妹は新たなフェーズに突き進んでいくことに。

 順風満帆かのように見えるが、気がかりなのは七苗(川口春奈)の恋人・コウタロウ(松下洸平)のこと。戸籍を作るための書類を出してくると言いながら、しまったままにしていたのも怪しいし、オレンジペコを注文したことがない朔(井之脇海)に、「いつものオレンジペコ?」と質問していたのも謎すぎる。

 ただの間違いならそれでいいのだが、“オレンジペコ”というフレーズを出してしまったあとのコウタロウは、「やべっ」と焦るような表情をしていた。もしかすると、記憶が戻ってきているのだろうか。

 しかし、今週も乙女心をつかむ模範解答を叩き出してきたコウタロウ。豪雨のなか、七苗がひとりで家にいると知って、すぐに駆けつけてくれただけでも「惚れてまうやろ〜!」案件なのに、「怖くない」と強がっているのを察知して、「嘘、本当は怖い?」と優しく本音を引き出してくれるのがズルい。

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