当て馬あるあるを踏襲する陽ちゃん
第8話も、陽ちゃん(木戸大聖)がいい人すぎた。
まず、朔(井之脇海)が六月(木南晴夏)の誕生日を知りたがっているのを察して、「むっちゃんは10月だよな?」とさり気なくアシスト。そして、コウタロウを突き落とした犯人が判明すると、本人よりもブチ切れて、どれだけコウタロウがしんどい想いをしていたのかを訴える。さらに、ずっと好きだった七苗をコウタロウのところに行かせてあげるために車まで出してくれる。
空港まで送ってあげて、「行け! 七苗!」と全力で応援したのに、七苗はコウタロウを探すのに必死で見向きもしないあたり、当て馬あるあるを踏襲していて、胸が痛い。八海(畑芽育)は前を向いているようだし、陽ちゃんはこのまま誰とも結ばれることなく終わってしまうのだろうか。
その一方で、六月の年下彼氏・朔は幸せたっぷりだ。六月のそばにいられるだけでニマニマしちゃっている感じが、飼い主に忠実なワンコのよう。おおば湯で行われる試食会に招待されただけで、宝くじが当たったレベルで大喜びしてくれるのだから、六月からしたら愛おしくて仕方がないはず。こんなにまっすぐ愛を表現されたら、強がりな六月も素直にならざるを得ない。