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職場でも六月を健気に想う朔

『9ボーダー』第6話より ©TBS
『9ボーダー』第6話より ©TBS

 ただ、職場ではあくまで上司と部下の関係であるため、イチャイチャは厳禁だ。それなのに、同僚の森岡(内田慈)にバレているということは、2人とも愛がダダ漏れなのだろう。六月が「(仕事)よろしくね」と肩に手を置いたとき、その手をぎゅっと握って「僕はこれだけで幸せです」と言わんばかりに微笑んでいた朔。その健気さに、心を掴まれた人も多いのではないだろうか。

 しかし、朔は海外での仕事に未練があるような描写が…。六月に告白したときも、「一緒に海外に行きませんか? 僕が働いていた公園、あの大自然のなかで六月さんと一緒にいられたら」と言っていたし、ゆくゆくは海外移住も視野に入れているのだろうか。

 当時は、実家のおおば湯の経営危機問題もあり、「大自然に行っている場合じゃない」と断っていた六月だが、五郎(高橋克実)が帰ってきたいま、状況は変わっている。

 恋愛なら、ただ幸せな気持ちだけを享受することもできるが、海外について行くとなるとまた別の問題も出てくるだろう。年の差もあるし、今のことだけを考えているわけには行かない。この先は、六月と朔の人生設計についての価値観の違いが浮き彫りになってきそうだ。

(文・菜本かな)

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