細田佳央太『95』からのふり幅がエグい…若手実力派2人の演技の評価は? ドラマ『あの子の子ども』第1話考察&感想レビュー
text by あまのさき
蒼井まもるの漫画原作を映像化した、毎週火曜日よる11時より放送のドラマ『あの子の子ども』(カンテレ・フジテレビ系)が6月25日(火)よりスタートした。本作は、“高校生の妊娠”をテーマに命について真正面から向き合う物語。今回は、第1話のレビューをお届けする。(文・あまのさき)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
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【著者プロフィール:あまのさき】
アパレル、広告代理店、エンタメ雑誌の編集などを経験。ドラマや邦画、旅行、スポーツが好き。
“高校生の妊娠”という難題に若手実力派俳優たちが挑む
主人公の川上福(さち)を演じるのは、子役の頃からドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系、2014)をはじめとする話題作に多数出演してきた桜田ひより。ドラマ『silent』(フジテレビ系、2022)や、近作、映画『交換ウソ日記』(2023)、映画『バジーノイズ』(2024)でもみずみずしい演技を見せていたのが記憶に新しい。
そんな福の恋人・月島宝を細田佳央太が演じる。映画『町田くんの世界』(2019)で映画初主演を果たして以降、ドラマ『ドラゴン桜 第2シリーズ』(TBS系、2021)、『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(日本テレビ系、2021)、大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合、2023)などで実力を発揮してきた。また、つい先日、25年4月放送開始の連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合)への出演が発表されたばかりと、注目度は上昇中。
ともに20代前半でありながら実力派俳優として確かな存在感を示す2人が挑むのは、“高校生の妊娠”をテーマとした蒼井まもる原作の同名漫画のドラマ化作品。難しいテーマながら、この2人ならば、と白羽の矢が立つのも納得のキャスティングだ。