赤峰（北村匠海）が推察する明墨の本当の狙い

赤峰は紫ノ宮に、明墨の本当の狙いを推察する。2つの裁判を通じて、1件目では検察に、2件目では悪徳政治家に鉄槌を下したことで、社会にはびこる悪を排除しようとしているのだという。

明墨は来栖の事件について、3件のうち、仙道への事件はでっち上げだという仮説を立てる。また、宇野が警察と癒着し、容疑者を有罪に持ち込む弁護士であることを明らかにする。

弁護士変更を知った千葉県警の刑事課長・倉田（藤木直人）が、慌てて裁判対策に奔走する姿が、何よりの証拠だ。さらに、12年前、志水を逮捕したのも倉田だった。そして、この裁判で検事を務めたのが、誰あろう明墨だったのだ。

倉田は、東京地方検察庁の検事正・伊達原泰輔（野村萬斎）から呼び出され、不気味に檄を飛ばされる。

赤峰と紫ノ宮は、倉田から話を聞こうと千葉県警を訪れるが、倉田は逃げるように立ち去る。そして紫ノ宮は、赤峰に驚愕の事実を明かす。倉田は紫ノ宮の実父だったのだ。

そして、12年前の一家殺害事件がきっかけで、父が変わってしまったと振り返る。そして自宅に、検事の明墨が訪れ、「隠蔽」という言葉を発していたことを回想する。