竹内涼真が一人二役であることの意味と事故が仕組まれていた可能性
黒木を演じる竹内涼真は、龍神大橋の建設作業員・若松も演じている。若松は事故によって亡くなるのだが、命尽きる寸前、狩山に「すみません…」と謝罪している。安価だが強度不足のケーブルを仕入れ、事故を引き起こしてしまったことへの償いだったと思われる。
純粋な疑問として、独断でそこまでの大罪を犯そうとするだろうか。誰かがバックにいたのではないのか。そもそも竹内が“1人2役”で演じたことの意味とは…。ここにいろいろな伏線が張られているようにも感じる。
一つの仮説として、この崩落事故の裏には“黒幕”がいて、事故は意図的に引き起こされたのではないか。だとすれば“真犯人探し”が本作のストーリーの軸になっていくだろう。
可能性として考えられるのは、狩山への怨恨の線だ。帝和建設で働く人間だけはなく、妻・玲子が勤務する聖修大学病院の関係者まで、登場人物は多岐にわたる。この中に狩山、あるいは玲子に恨みを持っている人物がいるかも知れない。