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またしても裏切られた狩山

竹内涼真Getty Images

秋澤は、部下の南雲(一ノ瀬颯)の自宅を訪れ、崩落事件のカギを握るSSDについて問い質す。その会話は、南雲の交際相手の本宮(山本舞香)の耳にも入る。

狩山は、古着屋を営む野口の婚約者・桐原由真(本間日陽)の元を訪れ、野口を脱獄させられなかったことを詫びる。しかし、野口との子どもを身籠っていた由真は狩山に共感し、匿った上に着替えや逃走資金を用意し、スマホまで貸すのだった。

しかしこれは罠だった。由真は既に野口に対する愛などなく、その受刑者仲間の狩山がどうなろうと知ったことではなかったのだ。新しい彼氏のスマホで、由真は警察に通報する。またしても、狩山は裏切りに遭ってしまうのだった。

一方、黒木は玲子を訪れ、事情聴取する。話の中で玲子は黒木から子の有無を聞かれるが、生後すぐに亡くなったことを明かす。そして玲子は逆に、黒木にそっくりで崩落事故の犠牲者の若松との関係を問う。

黒木は隠すそぶりもなく「若松は兄です。子供の頃に両親が離婚して離れて育ちました」と答える。玲子が「だから狩山を恨んでいるんですか?兄が亡くなったのはあの事故のせいだと」と言うと、黒木は「もう、奥さん。取り調べがお上手なこと」とはぐらかすのだった。

その後すぐ、玲子の携帯に、狩山から連絡が入る。玲子は早く自首するよう勧めるが、狩山は事故の真相を明らかにする目的のための手段だとして譲らない。

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