田中哲司は敵か味方か?
田中哲司【ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』番組公式Instagramより】
国立刑務所では区長の林一夫(上川隆也)が、責任を取って退職する覚悟を副看守長の宇崎誠吾(尾上寛之)に伝えるが、宇崎は「本当にそれ(狩山に脱獄を許したこと)だけが理由ですか?」と、意味深な言葉を投げつけ、林から睨みつけられる。加えて林は、東京都知事の榛名文江(賀来千香子)から、ある密命を任じられていた。
黒木はいよいよ、帝和建設に乗り込み磯田と面会する。時を同じくして南雲も社内で、設計図が入ったSSDのパスワードを打ち込み、隙を見て狩山の元へ走ろうとするが、途中、行く手を阻んだ秋澤と揉み合いになり、階段から転落、瀕死の重傷を追う。
秋澤は気を失った南雲からSSDを取り戻し、南雲が勝手に転落したことにする。このことから秋澤は、完全なる会社側の手先であることも明らかになる。
その事故をネットニュースで知った狩山は万策尽きたかのように夜の街を彷徨い続け、玲子に“最後のメール”を送信し、出頭する意思を伝える。
しかしその時、半田豊(田中哲司)なる男性に拉致さながらに、軽トラックで連れ去られる。その直前、警察を訪れ、「狩山の事件だけじゃなくて、ウチの娘の事件も頼むよ」とクレームを入れていることから、どうやら“敵”ではなさそうだが、味方とも断言できない。
半田は狩山に何を求め、何を狙っているのだろうか、そして崩落事故との関連はあるのだろうか。