木村拓哉VS竹内涼真、終盤5分に大興奮も…見逃せないツッコミどころは? 『Believe 君にかける橋』第5話考察&評価
text by 寺島武志
木村拓哉主演のテレビ朝日開局65周年記念作品『Believe -君にかける橋-』(テレビ朝日系)が放送中。建設現場での事故によって実刑判決を受けた設計士の狩山陸が奮闘する希望と再生のヒューマンエンタメ。今回は、第5話のあらすじと本作の見どころを紹介する。(文・寺島武志)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
ドラマ第1部完!
狩山の逃亡劇の結末は…
『Believe -君にかける橋-』【番組公式Instagramより】
脱獄後、傷だらけの体を引きずりながらも、妻・玲子(天海祐希)と再会。自首を勧める玲子に対し、「あと1日だけ時間をくれ」と言い残し、帝和建設社長の磯田典孝(小日向文世)らが隠蔽し続ける龍神大橋崩落事故の真相を突き止めるために奔走していた狩山陸(木村拓哉)。
しかし、証拠を託していた部下・南雲大樹(一ノ瀬颯)が、狩山と帝和建設の弁護士・秋澤良人(斎藤工)と揉み合った末に階段から転落し、重体に陥ってしまう。
この事件をネットニュースで知った狩山は、“万策尽きた”とばかりに彷徨い、「約束の1日」が終わったことで、いよいよ出頭する決意をする。
その刹那、半田豊(田中哲司)という男が現れ、狩山を無理やり車に乗せ、連れ去ってしまう衝撃的なシーンで終わった第4話。
半田は静岡県藤枝市の山あいにある自宅まで狩山を連れて行き、警察の大捜査網から匿う。そして狩山に「あんたに頼みたいことがあって連れてきた」と告げる。
これまで信頼していた人物から何度も裏切られてきた狩山。思わぬ救いの手を伸ばしてきた半田に対しても、自身を拉致まがいに連れ去る目的が分からず、一瞬、半信半疑の思いが頭をもたげるが、狩山は以前、半田とともに仕事をした過去があり、彼のことを思い出していた。
さらに自らの置かれた状況を鑑みれば、半田に従うしかない。