狩山、再びの逮捕
その頃、南雲は秋澤と会話をしていた。そこで、磯田が狩山から脅されていることが明らかになる。南雲は事故の件について「桑原常務に頼まれ、若松に金を渡した」と認めた。秋澤は「これで狩山さんを救うことができるかもしれない」と、含み笑いとともに言い残す。
本宮は玲子に電話をかけるが、当然ながら電話に出られない。本宮は留守電に伝言を残した。
磯田は東京都知事の榛名(賀来千香子)に電話し、工事再開を帝和建設に任せるよう懇願する。帝和建設に任せることで、工事自体の安全性を担保できると説き伏せようとする磯田に対し、榛名は「私を脅すつもりですか!」と気色ばむが、磯田は狩山の人選ミスを認める。これに対し榛名は「狩山は最高の人材でした」と返す。
これはどういう意味なのだろうか。狩山は榛名に利用されていたのだろうか…。
捜査員は、玲子の合図を待つことなく、狩山家に突入する。しかし狩山も包囲されていることに気付いていた。それでも帰ってきたのは、「玲子に謝りたかったから」。最後には「結婚してくれてありがとう」と感謝の言葉を残す。
そして狩山は三たび、捕まることになる。「監禁罪」の現行犯という罪状を述べられ、玲子は「話が違う!」と白石ら警察に激怒するが、時すでに遅しだ。
次回の最終回では、舞台を法廷に移し、いよいよ狩山の潔白の証明と、事故の“真犯人”があぶり出されることになる。