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「好きなだけ言え! 」と笑いながら狩山を煽り立てる黒木

竹内涼真(東京コミコン2017より)
竹内涼真東京コミコン2017よりGetty Images

 秋澤は拘置されている狩山を訪ね、玲子から得たデータや磯田がSSDを廃棄した際の録音データを手に再審請求を進めようと提案する。訝しがる狩山だったが、秋澤はこれまで、権力者に逆らえなかったことを悔やみ、改心したことを告げる。

 そして秋澤は狩山に、データのパスワードを尋ねる。それは「BELIEVE」だった。

 狩山への取り調べにおいて、「監禁罪」での起訴は取り下げられるが、白石は狩山に「龍神大橋崩落事故」に関わるのをやめるように指示。白石は「お前を守るため」と語る。狩山が自宅にいる間、玲子との会話の中で、白石は事故に関する一部始終を聞いていたのだが、敵に回すにはあまりに大きすぎると感じ、狩山を説得する。

 白石の前に黒木(竹内涼真)と梶田(片山友希)が現れる。「何をしに来た」と告げる白石に黒木は、半田弥生(阿部紗英)が犠牲となった「永代町女子大生殺人事件」の被疑者を逮捕したと報告する。弥生の父で、一時期、狩山を匿っていた半田豊(田中哲司)が、狩山から情報を聞き出していたことがきっかけだと話す。

 白石は、黒木に狩山との時間を作ることを許可するが、龍神大橋崩落事故について、諦めさせるように指示を出す。

 南雲は磯田に呼び出され、その場でベトナム転勤を拒否する。そして、“裏切り者”である自分が会社にいる資格はないと話し、磯田にも真実を語るように食い下がる。

 黒木は白石の指示を無視し、狩山に「好きなだけ言え! 」と笑いながら煽り立てる。白石は狩山を黙らせることで出世を狙っているというのだ。白石は激怒するが、黒木は「今までお世話になりました」と頭を下げる。

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