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後半戦の見どころは?

『ビリオン×スクール』第7話 ©フジテレビ
『ビリオン×スクール』第7話 ©フジテレビ

 今週から新章に突入し、零を排除しようとする真紀子の動きも顕著になっていく。印象的だったのは真紀子と芹沢一花(木南晴夏)が対峙する場面だ。

 零が失っている記憶の中に真紀子にとって都合が悪い真実が隠されており、一花を使って零を学校から追い出そうとする真紀子。一花が断ると、「だったら私も容赦しない」と途端に好戦的な態度に出る彼女は恐ろしく見えた。

 一方で、「可愛い加賀美くんの手伝いもしてあげたい。でも、娘とも丁寧に向き合わなければいけない」という言葉に嘘はないように思える。

 雪美のスマホに保存されている入学式の写真ではピースサインを見せる娘の隣で穏やかに微笑んでいる真紀子。直斗を吹奏楽部の部費を盗んだ犯人扱いしたことも、娘の前で素直に頭を下げて謝罪するなど、完全な悪人には思えない。

 にもかかわらず、親子関係を歪めてしまったものはなんなのか。城島佑(奥野壮)は雪美の苦しみを理解しているようで、零を貶めるためにどんどん手段を選ばなくなっている。そして、気になるのは真紀子と零の関係だ。

 屋上で花に水をやっている最中に、転落した過去がフラッシュバックした零。自ら飛び降りたのか、誰かに突き落とされたのかはまだ定かではないが、いずれにせよそのことに真紀子が深く関わっていることは間違いない。前半戦は生徒一人ひとりの問題を扱い、後半戦はより零の過去に焦点が当たっていくのだろう。

(文・苫とり子)

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