ホーム » 投稿 » ドラマ » 山田涼介の集大成…アイドル&役者としてのキャリアを活かしきった最高傑作『ビリオンスクール』の真の魅力とは? 考察レビュー » Page 3

映画ではかなり攻めた役柄に挑戦

ビリオン×スクール』第3話 ©フジテレビ
『ビリオン×スクール』第3話 ©フジテレビ

 山田はドラマの作風とは異なり、映画ではかなり攻めた役柄に挑戦してきた。映画『グラスホッパー』(2015)ではナイフ使いの天才殺し屋・蝉を、『BAD LANDS バッド
・ランズ』(2023)では特殊詐欺に手を染める姉・ネリ(安藤サクラ)の弟役として同じく悪に手を染め、観る者をヒリヒリとさせた。

 媒体ごとにアイドルと俳優、その中でもドラマと映画とでは印象ががらりと変わる。1話の冒頭で披露したダンスやワイヤーアクションのシーンでは、体幹を感じるブレのなさはアイドルだからこそ。コミカルなシーンだってお手の物。

 何度も生徒役を演じてきた山田が、今度は風変りな教師として教室を見渡す。そこに感慨深いものがある。そして山田を主演にしたオリジナルストーリーだけに、アイドル、俳優、ドラマ、映画、バラエティ、ラジオ…幅広く仕事をしてきたキャリアがあるからこその作品だ。

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