二宮和也&竹内涼真の圧倒的バディ感を感じたやりとりとは? 『ブラックペアン シーズン2』第9話考察レビュー
text by あまのさき
二宮和也主演の日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』(TBS系)が放送中だ。前作から6年後を舞台に、東城大学医学部付属病院に現れた、“悪魔”のような世界的天才外科医・天城雪彦の活躍を描く。今回は、第9話の物語を振り返るレビューをお届けする。(文・あまのさき)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
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【著者プロフィール:あまのさき】
アパレル、広告代理店、エンタメ雑誌の編集などを経験。ドラマや邦画、旅行、スポーツが好き。
“東城大の悪魔”渡海が再び!
天城(二宮和也)の命を救うべく、渡海(二宮和也による二役)がやって来た! ファン待望の展開だが、渡海はダイレクトアナストモーシスでの手術は行わないという。
困惑する世良(竹内涼真)や佐伯(内野聖陽)の前に、使用許可を得たエルカノ・ダーウィンとともに現れたのは治験コーディネーターの椎野(田中みな実)だった。佐伯がエルカノ・ダーウィンによるダイレクトアナストモーシス、渡海が佐伯式を同時に行うことに。
突然現れた渡海を驚いた表情で見つめる世良に「見るなよ」と吐き捨てるように言う渡海節に鳥肌が立つ。優雅なクラシックは流れず、武骨さが際立つ手術シーン。途中、心停止に陥る危険な場面もあったが、手術は無事に成功した。
手術後、6年間がんばってきたという世良に、渡海は「辞めたと思ってた」と言ったが、きっと世良の手技を見て成長を感じたはずだ。“東城大の悪魔”を再び見られたこと、渡海ってそういう人だよね、と思えることがなんだかうれしい。