二宮和也が”二宮和也を救う”神展開…緊張続きの展開で思わず和んだシーンは? 『ブラックペアン シーズン2』第9話レビュー
日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』(TBS系)が放送中だ。2018年に放送された一作目から引き続き、二宮和也が主演を務める本作は、ギャンブル好きで、悪魔と呼ばれる天才心臓外科医・天城雪彦の活躍を描く。さっそく、第9話のあらすじを振り返る。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
二宮和也”天城”を二宮和也”渡海”が救う…。
幼い頃より患う、心臓疾患により倒れた天城(二宮和也)。佐伯(内野聖陽)と世良(竹内涼真)がオペを進める中、そこへ天城の双子の弟・渡海(二宮和也)が現れ、天城は一命を取り留める。
目覚めた天城は、父・司が残したブラックペアンを佐伯に見せた。さらに佐伯が隠していた8年前の徳永栄一の手術記録について問い詰めるが、佐伯はシラをきる。
そんな中、天城は世良に、ダイレクト・アナストモーシスが生まれたきっかけが、母の狭心症の手術中、父が隠していた論文を思い出したことだと明かす。しかし、手術は一旦成功するものの体温が急上昇し、母は帰らぬ人となってしまった。それから、シャンス・サンプル(二者択一)で占うことにしているのだという。
そして迎えた国際心臓外科学会の公開手術の日。患者の心臓は癒着が激しく、無理に剥離すれば危険な状態だ。一方、院長選挙では、佐伯が緑内障のために、オペがままならないことが明かされる。
最終回を目前に、ついに手術が失敗するのではないかと思わせるラストで締めくくられた第9話。冒頭、天城の絶体絶命の状況が描かれ、ハラハラする展開とは裏腹に、天城と渡海、両者に師事する世良が、2人”らしい”皮肉めいたセリフを浴びせられて微笑む描写に、緊張していた心が和むといった声が寄せられた。
Xでは「6年ぶりの再会でちょっとは『成長したな』とかって褒めるかと思ったのに、なんなら6年前より塩対応になってる渡海先生があまりにも渡海先生で好き」というポストも投稿され、前作から視聴するファン胸熱の展開となった。
中には「二宮和也推しの人からしたら“死にかけてる推しを、助けに推しがやってくる”とかいう超展開なのすごい」といったポストも見られ、二宮ファンにはたまらない内容となったようだ。
さらに佐伯の過去を暴こうとする天城に対し、「佐伯に『どける?』って言えちゃう天城先生かっこよすぎ…最終回も気になる…」といった感想も寄せられた。
最終回に向けて加速していく展開に、最後まで目が離せない。
(文・野原まりこ)
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