死んだはずの別班は生きていた!
なおも立場を翻す乃木憂助の真意とは
突然、フローライトの件が政府の知ることとなり、国交相に呼び出されるノコルと乃木。前国交相との採掘権の合意文書を盾に、その場を切り抜けるが、発覚したことによって、共同経営者のベレール興産の代表・ゴビ(馬場徹)の怒りを買う。そして、情報漏洩の疑いが乃木に降りかかる。
そんな中、日本にいるテントのモニターから、射殺したはずの別班メンバーが生きていたことが伝えられる。乃木と黒須が縛り上げられ、乃木は別班員として潜入しに来たのかと追及を受ける。
乃木は、別人格の「F」の制止を振り切り、自分が別班の任務としてテントに潜入したことを白状する。
その乃木に向かって、ベキが刀を振り上げる場面で9話は終わる。その刃はどこに振り下ろされたのか…。
謎なのは、そもそも、フローライトの情報を流出させたところで、乃木にとっては何の得にもならない。よって、流出犯は乃木をハメようとしている人物、あるいはノコルを含むテント内部、さらにベレール興産側にいる可能性も否定できない。
また、9話では、公安の動きがほとんど描かれなかったことで、野崎守(阿部寛)らが、どう動いていたのかも気になる。
次回はいよいよ最終話。これら全ての謎が解き明かされることとなる。誰が生き残り、誰が消えることになるのか…。そして、「乃木憂助」とはいったい何者だったのかについて、特に注目したい。
(文・寺島武志)
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