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高橋文哉×志尊淳の相性は…? 細部からみえる役づくりへの情熱とは? ドラマ『フェルマーの料理』第1話考察& 感想レビュー

text by 柚月裕実

高橋文哉と志尊淳がW主演を務める金曜ドラマ『フェルマーの料理』(TBS系)が10月20日よりスタートした。数学者を諦めた天才少年と料理界のカリスマ、数学と料理を掛け合わせたこれまでにない新感覚のストーリーで、金曜の夜を彩る。今回は、第1話のレビューをお届けする。(文・柚月裕実)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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【著者プロフィール】

エンタメ分野の編集/ライター。音楽メディア、エンタメ誌等で執筆中。コラムやレビュー、インタビュー取材をメインにライターと編集を行ったり来たり。SMAPをきっかけにアイドルを応援すること四半世紀超。コンサートをはじめ舞台、ドラマ、映画、バラエティ、ラジオ、YouTube…365日ウォッチしています。

夢を諦めた少年が出会ったのは料理の世界

志尊淳、高橋文哉『フェルマーの料理』©TBS
志尊淳高橋文哉フェルマーの料理第1話より©TBS

数学が大好きな少年、北田岳(高橋文哉)は、名門ヴェルス学園に通う高校生。将来の夢は、東大入学、そして数学者になること。母は岳が幼い頃に他界し、自転車店を営む父・北田勲(宇梶剛士)が男手ひとつで育て上げた。

岳は子どもの頃から目を輝かせながら数学の世界にのめり込み、それはやがて数学オリンピック選考会に出るほどにまで達する。しかし、上には上がいるもので、全国から集まったのは、強力なライバルたち。岳いわく、実力差が“わかる”のではなく、“見える”…自分には敵わないと、高校生にして早くも挫折を味わう。

そんな岳の前に突如現れたのが朝倉海(志尊 淳)。実は料理界のカリスマ的存在で、ミシュラン二つ星を得るレストラン「K」の凄腕シェフ。学食でアルバイトをする岳が、まかないとして作ったナポリタンをきっかけに物語が大きく動き出す。

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