“無免許教師”事件はどうなった? 他のドラマにはない没入感の理由とは? 日曜劇場『下剋上球児』第6話考察&感想レビュー
text by 寺島武志
鈴木亮平主演の日曜劇場『下剋上球児』が放送中。南雲が出頭してから約1年…。野球部員が南雲家に集合するようになり、結束が強まった越山高校野球部。新たな”新監督”のもと新体制を迎え、夏の予選が開始する…。今回は、そんな第6話のあらすじとレビューをお届けする。(文・寺島武志)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
「勝負は最後の最後まで分からない」
物語は南雲が出頭してから1年後へ
TBS系ドラマ『下剋上球児』第6話が、11月19日、放送された。
放送に先立って解禁された予告動画では、“復帰の条件、公式戦初勝利”のテロップとともに「1回でも勝ったら戻ってきてくれへん?」という野球部員の声と、それを聞き、険しい表情を浮かべる南雲(鈴木亮平)の姿が映し出される。
また、“恩師の危機に動きだした生徒”のテロップと、「これで南雲先生の罪が軽くなるかもしれん」という声や、ある紙の束を受け取る根室知廣(兵頭功海)の姉・柚希(山下美月)の姿も。
さらに、野球部長兼顧問を務める山住香南子(黒木華)の過去を知る生徒も登場し、「山住先生?…先生続けてたんだ」と告げる。山住はかつて、横浜の強豪校に籍を置いていたが、何らかの事情で去ることになったのだ。それはどんな事情だったのだろうか。
この予告編では、試合へ向けて一丸となる越山高校ナインの姿と南雲の「勝負は最後の最後まで分かんない」という声で終わるのだが、南雲の復帰へ希望の持てる映像となっている。
そして迎えた本放送。南雲が警察に自首してから1年が経っていた。港での力仕事に精を出す南雲の姿があった。