ドラマ史に残る快挙も? サプライズ出演者はまさかの…? 日曜劇場『下剋上球児』第8話考察&感想レビュー
text by 寺島武志
鈴木亮平主演の日曜劇場『下剋上球児』が放送中。越山高校野球部は夏の甲子園予選で、ベスト8に進出した。次なる準決勝の相手はあの星葉高校。が、その裏では、山住は病院に運ばれ、犬塚は目の病気が悪化していた。今回は、そんな第8話のあらすじとレビューをお届けする。(文・寺島武志)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
越山高校野球部ベスト8に進出!
ついにライバル校から警戒されるまでに
TBS系ドラマ『下剋上球児』第8話が、12月3日、放送された。
偽教師事件から、南雲(鈴木亮平)が監督に復帰して1年、想定以上の成長曲線を描いている越山ナインは「日本一の下剋上」を目指し、夏の甲子園予選の三重県大会で34年ぶりにベスト8に進出。
テレビのニュースにも取り上げられ、にわかに地元も盛り上がり、応援ムードの中、準々決勝の香良洲戦も突破した越山ナイン。しかし、越山は今やライバル校からマークされる存在となり、スタンドには他校のスカウト部隊も来ていた。片や、調子に乗り雑なプレーが目立つ選手たちに、南雲と山住(黒木華)は不安な思いを抱える。
迎える準決勝の相手は、南雲にとって恩師であると同時に、偽教師事件で“破門”されていた賀門(松平健)が率いる星葉高校だ。エースの児玉(羽谷勝太)はMAX150キロ右腕。主砲は打率5割を誇る江戸川(清谷春瑠)を擁している。スタンドからプロのスカウトが熱視線を送っているほどの強豪だ。
星葉の試合ぶりを観戦した越山ナインは、試合中は強気な態度に終始するが、夜になって我に返ると、徐々に不安になっていく。