自称“百獣の王”
武井壮が登場!
“恒例”となったアスリートのカメオ出演だが、今回は、陸上の十種競技元日本王者で芸能界入り後、自称“百獣の王”として活躍している肉体派タレントの武井壮が、記者役として出演した。
また、正式発表には至っていないが、出演者のX(旧Twitter)によって、球場ロケと野球シーンが終了したことが報告された。その投稿を見た筆者は、越山高校野球部が、モデルの白山高校のように甲子園出場を決めるクライマックスシーンを想像し、今から期待に胸を躍らせている。
甲子園を舞台とするドラマは多数存在するが、実際に甲子園球場でロケを行った作品は少なく、「H2~君といた日々」(2005年・TBS系)くらいだ。2020年前期のNHK朝ドラ「エール」では、歌手・伊藤久男がモデルの佐藤久志を演じた山崎育三郎が、甲子園球場のマウンドで「栄冠は君に輝く」を歌うシーンがあるが、これは栃木県の球場で撮影されたものをCG加工したものだった。
それほど、ドラマのロケで同球場を貸し切るハードルは高いのだ。もし本作がそれを可能とするのであれば、ドラマ史に残る快挙ではないだろうか。
とはいえ、目下はある種因縁の相手ともいえる星葉高校との準決勝だ。どんな熱い試合を繰り広げてくれるのか、第9話の放送が楽しみで仕方がない。
(文・寺島武志)
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