桜と真の再結成が見たい!
それ以外にも、手嶋(阿部亮平)と真の恋模様や、桜と真の息ぴったりの部屋でのやり取りなど、これまで視聴者を虜にしてきたシーンが最終回にはいくつも含まれた。“名もなきご遺体”の身元を特定し、家族のもとに帰すという仕事にスポットライトを当てたテーマも含め、ドラマの良いところを振り返っていくような構成は最後にまた視聴者の心をぐっとつかんだだろう。
もちろん、時間的な制約か、これまでポジティブに働いていたスピード感が、最後は駆け足と感じてしまったことも否めない。
それでも、亡くなった方の思いに目を向け、一人ひとりの人生を尊重するような『GO HOME』にはこのドラマでしか感じられない温かみがあった。桜と真の再結成や、手嶋の恋の行方など余白を残して描かれている部分もあるため、いつの日かシーズン2開始にも期待したいところだ。
(文・まっつ)
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