”真”の過去に大号泣…限られた出番で存在感を見せた福田悠太の魅力とは? ドラマ『GO HOME』第4話考察レビュー
text by まっつ
ドラマ『GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜』(日本テレビ系)が土曜日夜9時より放送中だ。本作は、“名もなき遺体”の身元を特定し、家族の元に返すために小芝風花&大島優子のバディが奔走する、ミステリー×ヒューマンドラマ。今回は第4話のレビューをお届けする。(文・まっつ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
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【著者プロフィール:まっつ】
1993年、東京生まれ東京育ち。本職はスポーツウェブメディアの編集者だが、エンタメ・お笑いライターとして修行中。1週間に20本以上のラジオを聴く、生粋の深夜ラジオ好き。今一番聴くべきラジオは『霜降り明星のオールナイトニッポン』。好きなドラマは『アンナチュラル』、『いちばんすきな花』、『アンメット』。
真の過去が明らかに
誰かの帰りを待つ。そこには様々な感情が含まれる。無事でいてほしい、早く顔を見たい、もしくはどこかで元気に生きていてくれたら――。
ドラマ『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』(日本テレビ系)の第4話はまさに主題通りのような内容だった。
本作ではこれまで1話完結で、身元不明の遺体を関係者の元へ帰すため、捜査官である三田桜(小芝風花)と月本真(大島優子)の女性バディが奮闘する姿を描いてきた。一方で、縦軸として少しずつ明かされてきたのが真の過去で、ついに4話では婚約者である小田切慎一(福田悠太)との過去とその消息がつまびらかになった。
2人は同僚で、慎一は週刊誌の記者だった。しかし、慎一が書いた記事で加害者の娘が自殺未遂をし、彼の心は壊れてしまい、出版社を辞めて福島の実家に戻ることとなった。慎一は寄り添おうとする真に「もう来ないでくれ」と別れを告げ、それから東日本大震災が起こる。