次に犠牲になるのは誰? 裏切り者はまさかの…? 反町隆史主演ドラマ『グレイトギフト』第3話考察&解説。感想レビュー
反町隆史主演のドラマ『グレイトギフト』(テレビ朝日系)が放送中。病理医・藤巻達臣が殺人球菌「ギフト」をめぐっての殺人事件や病院の権力闘争に巻き込まれるノンストップ“サバイバル医療ミステリー”。今回は、さらなる惨劇が起きた第3話のレビューをお届けする。(文・寺島武志)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】
白鳥に弱みを握られた藤巻の運命は
藤巻達臣(反町隆史)が発見した殺人球菌「ギフト」のメガクラスターが発生し、死人が続出している明鏡医科大学付属病院。
そんな中、藤巻が密かに培養していたギフトを悪用して理事長を殺害し、自らその座に就いた白鳥稔(佐々木蔵之介)が、事件の真相を知り、白鳥を脅したことによって伊集院薫(盛山晋太郎)をもギフトを使って殺害した。
“医療界を浄化するため”という崇高な理念を持ちながらも、その野望のためには殺人もいとわない白鳥に、藤巻は強い反感を抱く。
しかし白鳥は、心臓病を抱える妻・麻帆(明日海りお)の主治医だ。よって、心外ながらも白鳥の命令には従わざるを得ない…。藤巻は良心の呵責に苛まれ苦悶しながらも、ギフトの存在、それに関する数々の事件の真相が明るみに出ないように行動していた。
そんな藤巻に、同期ながらも親交が薄かった心臓外科医・郡司博光(津田健次郎)が近付き、藤巻にある情報を提供する。郡司は白鳥と同じ心臓外科医で、白鳥の犯行を察知していたのだ。
郡司によれば、医学系大学連合会議の議長の座を狙う白鳥が次に命を狙うのは、悪名高き副議長で聖橋大学病院理事長の大泉篤(西岡德馬)だというのだ。
白鳥は次の週末に、大泉から軽井沢の別荘に招待されており、そこで大泉を殺害するかもしれないと感じ、それまで関係の薄かった2人が手を結び、共に軽井沢へ向かう。