ギフトによる次の犠牲者が発生
軽井沢では、白鳥、大泉、藤巻、郡司の4人でゴルフコースを回る。“いつどこで白鳥は大泉を毒牙にかけるか…”。藤巻と郡司はプレーはせずに、監視に専念する。白鳥が急用で帰京したことで、3人での打ち上げとなったが、白鳥がお土産として残した白ワインにギフトが含まれており、それを飲んだ大泉は即死する。全ては白鳥から命を受けた郡司の計画通りで、藤巻はまんまとハメられたのだ。
その日の夜、病院に戻った藤巻は、白鳥と郡司から妻の手術についての話し合いを求められる。人を殺した直後でもあり、藤巻は、白鳥の冷酷さや二面性に驚愕しながらも、妻の命のために従う。
翌日、麻帆の手術は難航を極めるが、心臓外科医としては一流の腕を持つ白鳥はこの難手術を成功させる。藤巻は白鳥と握手するが、その直後、「これからもギフトを頼みますよ」という言葉を受ける。“ギフトの提供は妻の手術まで”という約束を反故にされ憤る藤巻だが、白鳥は開き直る。
一方、院内では、女同士のバトルも繰り広げられていた。
郡司と不倫関係にある看護師長の鶴下綾香(片山萌美)は、かつて郡司と交際していた藤巻の妻・麻帆に嫉妬の炎を燃やす。
それだけではない。藤巻のギフトの培養を手伝う検査技師・久留米穂希(波瑠)が、藤巻を尾行し、会員制ラウンジ「アルカナム」を訪れる。藤巻は事務長の本坊巧(筒井道隆)を伴い、藤巻の教授昇進祝いの宴の最中だった。
そんな空気も読まずに入店する久留米。ギフトを病院に持ち込んだのが誰なのか、最初に使った者は誰なのか…。真相に近付くために、藤巻を付けていたのだ。