“知り過ぎてしまった女”久留米

久留米は自ら調査し、白鳥の殺人鬼の本性、郡司との計画、大泉のパワハラ行為や政界への裏金工作などの悪い評判などを次々と語る。“知り過ぎてしまった女”久留米に対し、藤巻は、これ以上の関与をしないようクギを差すが、久留米はギフトの培養は続けると告げる。

さらには「アルカナム」のミステリアスな女オーナー安曇杏梨（倉科カナ）も、藤巻に興味を示し出す。

伊集院からしつこくアプローチされ迷惑がっていた、久留米の後輩の検査技師・奈良茉莉（小野花梨）も、伊集院が突然、死を迎えたことで、ある感情が芽生える。

同じ頃、警視庁の元捜査一課刑事・神林育人（尾上松也）は伊集院の死に疑念を抱き、捜査を強化していた。伊集院が持っていたマイボトルから白鳥の指紋が出たことを突き止め、藤巻にそれを告げると同時に、藤巻が毒物に関与しているのではないかと問う。心臓病を抱える一人娘を白鳥に預けている神林も、藤巻と同じ葛藤を抱えていたのだ。

藤巻は自分が疑われていたことに苛立ち、院内の自分のデスクで荒れ狂い、培養中のギフトに手をかける。そこに久留米が現れ、自分がギフトを持ち込んだことを否定しつつ、これ以上の犠牲者を出さないため、手を組むことを提案する。その理由として「藤巻さんが好きだから…だと思います」と告白する。

次回予告では「院外感染」という文言が出たように、遂にギフトの犠牲者が広がっていくことを示唆している。