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高畑充希演じる定子に注目が集まる

『光る君へ』第13話より ©NHK
光る君へ第13話より ©NHK

また、今回から新たに高畑充希演じる定子が登場。兄である伊周のラブレターを見つけてからかう愛らしい少女ぶりで、さっそく視聴者の心をかっさらった。夫婦となった一条天皇とは4つほど年が離れており、まるで姉と弟のような関係を築いていく。

天皇とはいえ、まだ11歳の少年。まだ母親に甘えたい盛りの年頃である一条天皇は、一緒に遊んでくれる定子にすっかり懐いている。そんな2人に複雑な心境を抱くのが、一条天皇の母である詮子(吉田羊)だ。

息子が自分より妻に心を許しているのが気に食わないのか。それとも息子を甘やかす妻に業を煮やしているのか。「これからもせいぜい遊んでさしあげておくれ」という言葉の端々に穏やかではないものを感じさせる詮子。チャーミングで無邪気な定子が嫁姑問題に巻き込まれてしまうのか……と思ったら、今から心が苦しくなる。

(文・苫とり子)

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