道兼の男ぶりが増していく…。
一方で、変化を見せるのが兼家に“影”でいることを強いられた道兼(玉置玲央)だ。
道兼は悲田院に視察へ向かおうとする道長を「都の様子なら俺が見てくる」と引き止める。父に認められたい一心で罪なき人々を苦しめてきた道兼。その過去は変えることができない。
だが、道長に「まだこれからではありませぬか。兄上は変われます」と言われたことで真剣にこれから自分に何ができるのかを考えたのではないだろうか。
「汚れ仕事は俺の役目だ」
同じ汚れ仕事でも、誰かのための汚れ仕事を。父の呪縛から解き放たれ、自らの意思で選択した道兼のかっこよさに痺れた。