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平安の“おもしれー女”まひろ

『光る君へ』第23話より ©NHK
『光る君へ』第23話より ©NHK

 一方、定子(高畑充希)に会えず気落ちする一条天皇(塩野瑛久)のために、道長(柄本佑)は倫子(黒木華)のアドバイスで後妻たちとの交流の場を設けた。だが、一条天皇の心は依然として定子のもとにあり、詮子(吉田羊)は「あんなに激しく求め合う2人の気持ちがわからない」と疑問を呈する。
 
 すると、道長は妻以外に惹かれてやまない女性がいると明かし、まひろを頭に浮かべながら「よい女でございました」としみじみ語った。

 道長をはじめ、多くの男性たちにとって目が離せない存在であるまひろ。その魅力がよく表れていたのが、宣孝が都から持ってきた土産に対する反応だ。都で流行っているという肌油(おそらく美肌グッズのようなものだろう)にはさほど興味を示さなかったまひろだが、宣孝が為時のために買ってきた巻物には飛びついた。

 おしゃれよりも勉学に興味がある女性は当時としては珍しく、男性たちの目には新鮮に映るのだろう。いわば、平安の“おもしれー女”なのである。

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