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黒木華vs瀧内公美のバトルが再び

『光る君へ』第29話より ©NHK
『光る君へ』第29話より ©NHK

「母として」というタイトル通り、様々な母の姿が描かれた第29回。詮子の40歳を祝う儀式では、 道長と倫子(黒木華)の子・田鶴=頼通(三浦綺羅)と、道長と明子(瀧内公美)の子・巌君=頼宗(渡邉斗翔)が舞を披露する。

 田鶴の舞に公卿たちは感心するが、巌君の舞はそれを上回る出来で、一条天皇はその場で巌君の舞の師に従五位下の位を授けた。母である明子が得意げな顔で微笑む一方、田鶴は悔しさから泣き出し、道長からお叱りを受けてしまう。そんな中、顔色を変えずに明子に対して頭を下げた倫子。

 前回に引き続き、静かな火花を散らした道長の妻たちだが、気になるのは倫子の変化だ。これまでは、倫子が道長をさりげなくサポートし、夫婦仲も良好だった。しかし、娘である彰子(見上愛)が入内してから倫子は常にピリピリしている。

 “母として”、少しでも彰子が一条天皇に愛され、幸せな日々を送ってほしいと願っているからこそ、必死なのだろう。

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