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まひろと道長の息の合った歌合せ

『光る君へ』第36話より ©NHK
『光る君へ』第36話より ©NHK

 道長との絆も深まるにつれ、2人のただならぬ関係が噂される中、敦成親王の生誕50日を祝う「五十日の儀」が開かれる。その夜の宴では、藤原公任が「この辺りに若紫はおいでですか?」と紫式部に尋ねたとされるエピソードが盛り込まれた。

 お酒で気持ち良くなったのか、「若紫のような美しい姫はおらぬのう」というデリカシーのない発言をする公任(町田啓太)に「ここには光る君のようなのような殿御はおられませぬ。ゆえに若紫もおりませぬ」と嫌味を返すまひろ。

 そんな中、少し離れたところからまひろは道長に手招きされる。その瞬間、宴の場に緊張感が走ったのは言うまでもない。今や噂で持ちきりの2人なのだから。

 みなの視線が集まる中、道長はまひろに祝いの一首をリクエスト。まひろが戸惑いつつも、「いかにいかが 数えやるべき 八千歳の あまり久しき 君が御代をば(幾千年にも続く皇子の寿命を、いったいどのように数えたらいいのでしょう)」と見事な歌を詠むとその場がどよめく。

 それに「あしたづの よはひしあらば 君が代の 千歳の数も 数へ取りてむ(鶴ほどの寿命が私にあれば、皇子の幾千年にも続く寿命を数えることができるのに)」と歌で応えた道長。

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