シロさんとケンジの職場の人々

弁護士のシロさんは小さな個人事務所で働いている。弁護士として優秀なケンジはあえて大手事務所に行かない理由は、残業でプライベートの時間が削られるからだ。

そんなシロさんの生活スタイルにあっている上町法律事務所は大先生（高泉淳子）と息子の修先生（チャン・カワイ）、事務の小山さん（中村ゆりか）の３人と働いている。

シロさんは同性愛者である事を職場ではカミングアウトしていないため、顔立ちも良く仕事も料理もできる完璧な筧さんがなぜ独身なのかと不気味がっている。

以前、取引先の会社の職員がシロさんに誘われてキャバクラに行っていると嘘をつかれた時も、普段のシロさんを知っている彼女たちは1mmもシロさんを疑わなかった。それは毎日手作り弁当を持参しきっかり定時で帰る、仕事に対して向上心のないシロさんだからだ。

美容師のケンジの勤める美容室「フォーム」は前回紹介した田渕君（坂東龍太）や女性キャストと仲良く仕事をしているが、注目すべきは店長（マキタスポーツ）と妻の玲子さん（奥貫薫）だ。

シーズン1では妻子がいるにも関わらず、自分の店の女性客と不倫しており、玲子さんもそれに気づいている。しかし店長には何も言わずに粛々と仕返しする日を待っている。

店長が不倫した際、娘にバレたと居酒屋でケンジに相談するも、全く反省してない様子で、ケンジに真面目に説教されたこともある。ケンジは店長の家族の事を心から心配している。実はそのケンジも浮気したことがあるのだ。シロさんと付き合う前の事だが、それをずっと後悔しており、小日向さんと仲良くなり始めたシロさんに2人で会わないでと泣きながら訴えることもあった。

シーズン2では今後、玲子さんが店長に復讐していく様を見られるのが楽しみだ。