テレビ東京系にて放送中の『きのう何食べた？』。本作は、几帳面な弁護士・シロさんと、人当たりの良い美容師・ケンジの日々を、食生活メインに描く。第9話は店長になったケンジとシロさんのすれ違いの日々。仕事での2人の顔、そして生き方について解説していく。（文・會澤奈津美）【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

ケンジが店長に！？
シロさんとのすれ違いの日々…。

ケンジの職場である美容室の店長(マキタスポーツ)はベトナム旅行から帰国。ベトナムで人生観が変わった店長は「ベトナムに店を開きたい。今の店は頼む」とケンジに提案。ケンジは迷った挙句、シロさんの後押しもあり、店長を引き継ぐことに。

しかしながら、実際に店長を引き継ぐと、予約の管理からレジ締めまでやることが盛り沢山。毎日夜遅くに帰宅する、仕事づけの生活になってしまった。

一方シロさんも、大先生（高泉淳子）や修先生(チャンカワイ)から仕事を引き受けることが多くなり、慌ただしい日々を送る。ある日、仕事でラーメン屋に行くことになったのだが、そこには、なんとラーメンを食べようとするケンジの姿が。高カロリー、高脂質のラーメンに後ろめたさのあったケンジは、シロさんの顔を見るなり、おろおろしてしまう…。

場面代わって、ケンジの同僚の田淵くん（坂東龍太）は、以前カルボナーラがきっかけで破局した彼女・千波（朝倉あき）と復縁することになった。料理が上手くない千波だが、レシピ通りに作る几帳面な性格を活かしてお菓子作りに挑戦。その出来は、お土産でもらったシロさんが「レシピを教えてほしい」というほどのクオリティだった。