ラブコメながらミステリー要素も強い作品
本作はラブコメではあるが、ミステリー要素が多く含まれている作品だ。
公太郎・朝日・律のなかに、指輪の持ち主はいるのだろう。現段階ではまだ何とも言えないが、回を重ねるごとに“考察”も盛り上がってくるはず。また、ドラマ序盤でまことを追いかけていたストーカーらしき人物も、このなかにいるような気がしてならない。
全員を疑うとするなら、まず公太郎は元カレでありながら、まこととのツーショットを持っておらず、1枚だけ残っていたのが盗撮のような写真なのが怪しい。さらに、「二股されて別れることになった」と言っていたが、それが本当なら破局から1ヶ月しか経っていないのに、「円満に別れた元カレは、いちばん親友に近いと思わない?」なんて微笑みかけることができるだろうか。ストーカーではないのだとしたら、聖人すぎる。
そして、自称唯一の男友達・朝日。最初は「緒方さん」と呼んでいたのに、まことが記憶喪失だと知った途端、「緒方」と呼び捨てにしだしたのが怪しい。また、律は謎めきすぎている存在なので、いまいち掴めないのだが、まるで初対面かのように「一目惚れしちゃった!」と言っていたくせに、待ち受けがまことなのはなぜなのだろう。しかも、律の横で写真に映っているまことは、香絵(丸山礼)に「デート用っぽい」と言われた服を着ていた。
まことの運命の相手を見つけるだけでなく、嘘をついている人物も見抜かなければならない『くる恋』。第一話からこの面白さとは、回を重ねていくのが楽しみだ。
(文・菜本かな)
【関連記事】
【写真】ドラマ『くるり〜誰が私と恋をした?〜』劇中カット一覧
最も演技の上手い若手韓流スターは…? 韓国ドラマ界の若手俳優5選。沼るファンが続出中…注目の若手ホープをセレクト
Netflixで観られる最高の韓国ドラマは…? ツウがおすすめする傑作韓流ドラマ5選。一度観たらクセになる珠玉のセレクト