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不意打ちの胸キュン誘う松永さん

『リビングの松永さん』
Ⓒカンテレ

第1話の最後に、美己が松永イチオシのベーカリーで購入したあんバターサンドをプレゼント。一口ほおばると松永は「美味いな~」と頬をゆるませていた。

視聴者も美己と同じように「こんな顔をするのか…」とキリっとした表情やとびきりの笑顔のギャップにはさすがはケンティー!と思わされたのと同時に、掴めそうで掴めない松永の性格が気になった人も多いはず。

着替えや風呂など、その場ですぐに一枚脱ぐ松永だが、着ていたジャケットを傘代わりにするなど不意打ちの紳士的な行動には思わず胸キュンしてしまった。そして朋子に放った“俺じゃダメ”というフレーズ、どこかで聞いたような……。

と思い出したのが1993年放送のドラマ『あすなろ白書』(フジテレビ系)で木村拓哉が演じた取手のセリフだ。シチュエーションもストーリーも全く違うけれど、まっすぐな思いを届けるのに効果的な言葉だと令和の時代に改めて思わされた。

さて、次回予告では、松永が美己に対して厳格ルールが発令された様子。松永と美己の関係がどう展開していくのかはもちろんだが、29歳の松永を筆頭に、年齢も職業もバラバラな住人たちはどうしてシェアハウスに住むことを選んだのか。それぞれの理由や物語が気になって仕方ない。

(文・柚月裕実)

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