中島健人”松永さん”の内面が露わに…思わず胸キュンしてしまう名言とは? 『リビングの松永さん』第2話考察&感想レビュー
text by 柚月裕実
中島健人が主演を務めるドラマ『リビングの松永さん』(カンテレ・フジテレビ系)。第1話でシェアハウスに女子高生・園田美己(髙橋ひかる)が住むことになり、松永が保護者代わりを買って出た。第2話では、ある出来事を機に、二人の距離がじわじわと縮まっていく…。(文・柚月裕実)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
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【著者プロフィール】
エンタメ分野の編集/ライター。音楽メディア、エンタメ誌等で執筆中。コラムやレビュー、インタビュー取材をメインにライターと編集を行ったり来たり。SMAPをきっかけにアイドルを応援すること四半世紀超。コンサートをはじめ舞台、ドラマ、映画、バラエティ、ラジオ、YouTube…365日ウォッチしています。
オヤジ呼ばわりされても貫く、松永さんの厳格ルール
「ミーコに手を出したらぶっとばす」
第1話で美己の保護者代わりになることを名乗り出た松永(中島健人)。さっそく、その責任感を発揮した第2話。松永は美己に門限は5時半、無駄遣い禁止、早寝早起きという厳しいルールを言い渡した。
シェアハウスで暮らすメンバーのひとり、バーテンダーの鈴木健太郎(向井康二/Snow Man)にも「ミーコに手を出したらぶっとばす」としっかり予防線を張るあたり、松永の使命感たるや。親の代わりに厳しく育てるつもりなのだろう。その意欲は生半可なものじゃない。
厳格な一方で、グラフィックデザイナーとして働く松永は、いま手がけている若い世代をターゲットにした書籍の装丁について、リアルな声を聞こうと美己を頼る場面も。シェアハウスに引っ越してきて、ようやく住人として仲間入りを果たしたような、美己にとっても嬉しい声掛けだったのではないだろうか。
肝心の装丁はというと、2案ともダサい……という美己の感想にやんわりとピリついていた松永。デザイナーとしてフリーランスになるくらいのレベルでありながら、若い女性の感覚は掴めていなかった。そんな松永の人間っぽい一面が美己によって露わになった。