向井康二”健太郎”のさりげない存在感…波乱の展開でも癒される理由とは? 『リビングの松永さん』 第7話考察&感想レビュー
text by 柚月裕実
中島健人が主演を務めるドラマ『リビングの松永さん』(カンテレ・フジテレビ系)。美己(髙橋ひかる)の臨時担任・小林夏未(若月佑美)が、元シェアハウスの住人で松永の元恋人であることが判明した。今回は、複雑な立場に身を置かれた美己の心境が伝わる第7話のレビューをお届け。(文・柚月裕実)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
———————
【著者プロフィール:柚月裕実】
エンタメ分野の編集/ライター。音楽メディア、エンタメ誌等で執筆中。コラムやレビュー、インタビュー取材をメインにライターと編集を行ったり来たり。SMAPをきっかけにアイドルを応援すること四半世紀超。コンサートをはじめ舞台、ドラマ、映画、バラエティ、ラジオ、YouTube…365日ウォッチしています。
まさかの元カノとの再会でもう一波乱…。
元シェアハウスの住人であり、松永(中島健人)のかつての恋人が美己(髙橋ひかる)の臨時担任・小林夏未(若月佑美)と、一筋縄ではいかぬ恋模様。美己の複雑な心境が痛いほど伝わってきた第7話だった。
点と点がつながるようにして、松永と小夏が元恋人同士だったと知った美己。第6話で美己の高校で行われた三者面談で思わぬ再会を果たした松永と“小夏”こと小林夏未。以前、小夏に恋愛相談をしていた美己だけに、気持ちのやり場がなかったことだろう。
小夏が美己を呼び出し、恋愛相談をしていた相手は松永ではないか、誕生日パーティーに元カノが行くのは嫌ではないかと気遣いをみせる。そんなストレートで大人な振る舞いの小夏に、美己はまた小さな嘘をついてしまう。10代でありながら空気を読む美己が健気だ。